2022年9月1日木曜日

転院(転医)について

 婦人科 牧野です。


かかりつけの先生と相性がわるい、

治療方針が合わない、

待ちたくない、

悪いうわさをきいた、

こちらのほうが腕がよいときいた・・・

転院(転医)の理由は多岐にわたります。

医療はお互いの“信頼”のもとに成り立っています。

“信頼関係”が病気の治癒効果にも関連するとも言われます。


かかりつけ医がある場合、紹介状(情報)は大切です。

紹介状(情報)なしに受診されると、

これまでの経過や治療内容がわかりません。

検査データもそれぞれの医療機関で分散してしまうため、

同じ検査にもかかわらず再検しなければなりません。

これらのことは、

国の医療費にも大きく負の影響を与えます。

治療が遅れることもあります。

それよりも、

急に受診されなくなったら、かかりつけの先生は心配されるでしょう。


当院では「紹介状をもってきてください」とお話しています。

決して、敷居を高くしているのではありません。

重複した検査を追加することなく、

からだにもお財布にも負担のない配慮を考えているからです。

そして、

いままでみなさんを大切に診察してくださった、

かかりつけ先生にご心配をかけたくない想いもあります。


その逆もしかりです。

当院以外の先生に診てもらいたいという気持ちがあれば、

遠慮せずに声をかけてくださいね。

正直に相談していただくほうが、私はほっとします。

継続して他の先生に診ていただけるのなら安心です。

「紹介状を書いてください」

「セカンドオピニオン希望します」

先生に悪い気がして言えないと聞きますが、

ご心配はまったく無用です。

私に限らずほとんどの先生が気にされない筈です。

自分の人生です、自分のからだです。

自分に合った信頼できる先生のもとで、

よい医療をうけることが一番です。


当院の婦人科では、

未受診の方にこちらからご連絡することしておりません。

婦人科疾患は、ご家族にも知られたくないというものもあり、

デリケートなものだからです。

受診されていない間に、病気が悪化・再発することもあります。

お電話いただけますと紹介状は準備いたしますので、

どうぞおひとりで悩まれないよう願っています。

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