2021年7月14日水曜日

 こんにちは。スタッフの楢崎です。

 

みなさん、体調は崩されていませんか?

前回のブログでは料理を始めたことを書きましたが

今回は私の長年の趣味について少しお話しようと思います。

私はこのコロナ禍になる前まではライブ目的に各地へ行っていました。

今は直接会えないけど「会いたいなぁ~、騒ぎたいなぁ~」と思いながら自宅でDVD鑑賞をしています。同じような思いをされている方もおられると思います。

また会場へ足を運ぶことが出来ればいいですね。その時はおもいっきり盛り上がりましょうね!!

 

さて、話を戻して今回のブログの内容は・・・

まだ婦人科受診をしたことがない方、受診を迷っている方必見!!

「婦人科の診察ってどんなことするの??」です。

 

まずは前回ブログで書いたように電話でのご予約をお願いします(13001600)。

その際にどんな症状があるのか、その症状はいつからなのか など電話で問診を伺います。

症状や状況においては医師に確認するため、お時間をいただく可能性があります。

また、予約は時間枠が決まっているためご希望に添えない場合もあります。

※初診の方は午前中のみのご予約となっておりますのであらかじめご了承ください。


予約がお取りできましたら、予約時間前に来院していただきます。

初診の患者様の場合は問診票のご記入をお願いいたします。

診察の順番が来ましたら診察室へご案内いたします。

まずは医師による問診があり、必要に応じて内診台に上がる場合もあります。

きっと皆様が一番心配・不安・恐怖心を持っているのがここではないでしょうか?

内診台にあがると自動で台が動き(操作は看護師がします)、股が開くような体勢になります。腰から足はカーテンで仕切られていますので自分で見えないようになっています。

超音波検査の画像は右側に映し出され先生からの説明を聞きながら見ることが出来ます。


また必要時にはがん検診、組織診、MRI検査、血液検査、などの検査も行います。

牧野先生も前回のブログに書かれていたようにどうしても内診台に恐怖を感じるのであれば、まずMRI検査をすることも可能です。MRI検査については牧野先生の記事をご参照ください。

検査によっては痛みや出血を生じることもあります。必要時には止血処置も行います。


わからないことや疑問に思ったことがあれば婦人科外来までお尋ねくださいね。

皆様の悩みや困っていること、これって私だけ?など疑問に思うことは遠慮なくご相談ください。お電話お待ちしております。

2021年7月4日日曜日

 「女性の一生」

婦人科医師 牧野です。


産婦人科の専門分野は4つ、

周産期(産科)、不妊内分泌、腫瘍(がん)、女性医学です。

若いころはひと通り勉強します。

卵(卵子)からこの世でのお休み(死)まで・・

産婦人科は女性の一生にかかわる診療科です。


産婦人科医になってもうすぐ30年、

多くの女性とともに喜怒哀楽してきました。

患者さんからの手紙は全て保管しており、

初心にかえりたい時、つまずいた時に、

私を助けてくれる宝物です。


若いころに担当していたがん末期のNさん。

ご自身がつらいにもかかわらず、笑顔でこちらの心配ばかり。

仕事のこと、女性の生き方、ひととしての終わりかた・・

よくお話してくださいました。

ある日、彼女に言われました。


先生は、腫瘍(がん)の専門には向かないわ。

だって私や他の患者さんが死んだら、

かなしんでくれてしばらく落ち込むでしょ。

先生に泣かれるのは患者冥利につきるけどね。


彼女が戦いを終えたとき、やはり泣きました。

彼女の言うとおり・・・

患者さんとのお別れにはずっと

慣れることはありませんでした。


そして・・・周産期専門医の道を選びました。

大学病院や周産期センターの「産科」はこれも苦しい道でした。

妊婦さん、褥婦さん、胎児たちとともに「戦う」毎日です。

時間や季節を忘れ、分娩室やオペ室を走りまわった日々。

胎児が死にそう・・母が死にそう・・

救急搬送の夢は今でもみます。

どんなに疲れていても自分の手術や処置で、

命をつなげられる仕事は誇りでやり甲斐もありました。


そんな私も年には勝てません。

もともと足の速い私は、緊急時に一番にオペ室に着くのが

自慢でしたが・・・

たどり着くのも若い先生に負けるようになり、

息があがるようになってきました。


Nさんに、

「先生、そろそろゆっくり女性のお話をきいてあげる時期よ」

そんなふうに言われたような・・・

Nさんとの時のように・・

ゆっくり患者さんにそろそろ向き合いたいな。


そして、次のステージとして、

私はあらゆる年齢の女性のためになりたい、

ちゃんと正確な情報をお伝えしたいと考え、

日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医の資格をとりました。

女性のミカタの分野であり、

ホルモンなどを読み解くセンスを必要とします。

診断は同じでも、おひとりおひとりの治療法は

異なり、テーラーメードです。

女性の一生は女性ホルモンに支配されています。

そして世代世代によっての悩みも病気も異なります。


今回のお話は、

私の医師としての「歴史もどき」になってしまいましたが、

たまごから老年期まで・・・・

女性の一生をとおして見守るのが産婦人科医の仕事です!

という話をしたかったのです。

ご自身のこころとからだの健康のため、

心配があればちかくの産婦人科の先生に相談してみてくださいね。

女性の悩みは本当につきませんね。


次回からは病気や悩みについて、

世代別にわけて話してみようと考えています。


牧野


以下、バイエルHP 生理のミカタより
















こんにちは。スタッフの楢崎です。 先日、近隣の高校へ牧野先生と一緒にお話に行ってきました。 母校ということもあり懐かしさと親しみを感じました。 卒業して 10 年以上・・・先生方も変わられており、 なにより制服が変わっていることにビックリしました。 しかし、卒...